「赤ちゃん縁組」で虐待死をなくす 愛知方式がつないだ命 光文社新書 / 矢満田篤二 【新書】

基本情報ジャンル社会・政治フォーマット新書出版社光文社発売日2015年01月ISBN9784334038380発売国日本サイズ・ページ317p 18cm関連キーワード 9784334038380 出荷目安の詳細はこちら>>楽天市場内検索 『在庫あり』表記について内容詳細 児童虐待死の中で最も多い「0歳0カ月0日」の虐待死 里子・里親を苦しめる「反応性愛着障害」という病……etc. を防ぐために! ……ある地方公務員の挑戦 【内容】 「愛知方式」と呼ばれる特別養子縁組の方法がある。

愛知県の児童相談所では、産みの親が育てることができない赤ちゃんを、 特別養子縁組を前提とした里親委託によって、 生まれてすぐから家庭の中で育てる取り組みを30年来続けてきた。

かつて一地方公務員の手で始まったこの前例なき取り組みが、 今、注目されている。

「虐待死の中で最も多い、0歳0カ月0日の虐待死」 「恒久的な家族の愛情を知らずに施設で育つ子どもたち」 「里親や里子を苦しめ続ける反応性愛着障害という病」……。

これらすべてをなくすために、 公務員でありながら圧力に負けずに新生児の特別養子縁組を断行し続けた矢満田氏、そしてその方式を愛知県に定着させる役割を果たした萬屋氏の半生と取り組みを、 二人の熱意の背景にも迫りつつ、多くのエピソードを交えながら紹介する。

赤ちゃん縁組のメリット◎予期せぬ妊娠をして苦しむ女性が赤ちゃんを育てられない自責の念から解放される。

◎赤ちゃんは在胎中または生後まもなくから、安定した終生の親にめぐりあえる。

◎里親は赤ちゃんに恵まれて親になり、不妊治療の苦悩から脱却できる。

【目次】はじめにプロローグ 涙から笑顔へ……赤ちゃん縁組のある風景 矢満田篤二第1章 「特別養子縁組」とは何か? 矢満田篤二第2章 なぜ私は「赤ちゃん縁組」を始めたのか第3章 反応性愛着障害……子どもが必死に訴える姿第4章 「愛知方式」とは……子どものための縁組第5章 「赤ちゃん縁組」との出会い 萬屋育子第6章 「赤ちゃん縁組」を広げるためにあとがき 矢満田篤二[巻末資料]愛知県分 新生児(養子縁組型)里親委託・年度別集計表「赤ちゃん縁組」が問いかけるもの NHK名古屋放送局 報道番組ディレクター 野林亮「赤ちゃん縁組」を全国へ NHK国際放送局 World News部 記者 山本恵子[著者紹介]矢満田篤二(やまんたとくじ)1934年中国東北部(元満州)満州里市生まれ。

敗戦1年後、長野県に引き揚げ帰国。

1954年、愛知県庁に行政職として就職し、名城大学法学部卒業。

1990年、社会福祉士登録。

1994年、児童相談所の児童福祉司で定年退職後、日本福祉大学等の非常勤講師。

ライフワークは「赤ちゃん縁組」の推進による嬰児殺し防止活動。

1996年、名古屋弁護士会から人権賞受賞。

萬屋育子(よろずやいくこ)1950年鹿児島県徳之島生まれ。

元愛知県刈谷児童相談センター長。

大学で教育社会学を専攻。

1973年、愛知県職員(社会福祉職)となる。

退職後の2011年より愛知教育大学教職大学院特任教授。

愛知県里親委託推進委員等、数々の社会的養護下の子どもたちのための活動に関わっている。

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